歯科医師と歯科技工士で
患者様のために高め合う

院長:初めての出会いは2015年でしたね。
松尾:そうでした。デジタルに興味があり、院長の夢に共感して求人募集に応募したんです。
院長:ちょうど悩んでいたんですよ。開業以来、一時期は6~7件の技工所さんとお取引しながら「丸い歯をつくる」「低めにつくる」などそれぞれの特徴も考えて患者さんに合うものを求めていたんです。
その後、やっぱり金属から離れたいとセレックを導入したのですが、診療もあり限られた時間で機械との対話だけでその力を生かすには限界を感じていたのです。いくら最新の機器でも、やはり技工では私たちは技工士の足元にも及びません。そこで、募集を出したのが経緯でした。
松尾:模型相手でなく、患者様の口の中を直接みることができる。これは嬉しかったですね。以前も「これは見た方がいい」というときは立ち会いに行っていたのですが、今ではいつでも見に行けるし、削るところから「もう少し削って」なんて言えますから(笑)。
院長:おたがいに一番いい環境で、長持ちする、つけやすい…といったことをクリアできて、「患者さんにとって一番いいように」という同じ想いでやれるのは私も嬉しいです。最初は院内のことから始めてもらったのですが、すべて受け止めてくれるので夢が広がって、技工所としてクリニックに隣接して独立いただく形になったんです。